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【観劇レポ】朗読劇:ハーメルンと火刑の魔女(声劇会)

口丸ぽま
早稲田クローバースタジオで上演されたダークファンタジー朗読劇「ハーメルンと火刑の魔女」を見に行った感想と気になった点ですだよー!

舞台の概要

ハーメルンと火刑の魔女チラシ

「ハーメルンと火刑の魔女」

ー悪魔が怖いか、人間か怖いかー

声劇会HPより

公演チケット/3000円
ペアチケット/4000円
CD付チケット/5000円
特典付チケット/6000円
CD+特典チケット/8000円
全公演チケット/12000円
全公演+特典チケット/15000円

あらすじ

純真無垢な青年ハーメルンが、無実の罪で今まさに火刑にかけられようとする少女「ハナビシ」を救うところから物語は始まる。村に大量のねずみを呼び込んだ罪、それはハナビシにとって身に覚えのないものだったが、村人からの罵詈雑言に生気をそがれ、自身の命をあきらめかけていた。その面差しは儚げで美しく、一人の青年を運命への恋へと導くこととなる。

魔女を自身の身に宿すハナビシと、全力で一つの愛を追い求め愛に殺されるハーメルンが「悪魔」と出会い、歪んだ運命を我が子へとつなぐダークファンタジー。

人間の欲望が悲しき輪廻を加速させる…。

出演者/脚本/演出(敬称略)

ダブルキャスト【人間組】
糸久和博、鈴木蕾、瑞希桃香、高森勇介、大橋愛実、夜凪累、御福誠、谷風結香、石村肇規、北野和樹、斎藤弐式、西本彩也香

ダブルキャスト【悪魔組】
オガワジョージ、八井綾、あおきはるの、白石竜也、小林崇也(11/3 16:30 悪魔公演のみ)、皐乃芽唯、高野萌、 山内麻美(11/10 15:30悪魔公演のみ)、 野口育人、 神堂よわ、 三浦奨平、林正博、くま、アイこむ

【脚本・演出】
佐倉健修

感想

口丸ぽま
人間組 魔女役の谷風結香さん(通称:タニー)に誘われていそいそと観劇へ! 
彼女は素敵なディズニーマニア&サンホラ大好きさん!

11月3日 午後7時半 人間組初演!

事前にキャスト様のツイッターを確認し(ネタバレOK派)、バットエンドである、少女魔女、スコッチという人が喘ぐらしい、ハーメルンとツメクサという人が親子等、頭に叩き込み、いざ早稲田駅へ!

会場に着いた!

上演場所のクローバースタジオは東西線 早稲田駅B1出口から徒歩7分くらい。
私はテコテコ歩きながら近くの公園をフラフラしていたので、開演3分前に到着!
地下へと続く階段がほんのり光って良い感じ~(急げ急げ)
中に入るとなんと最前列に奇跡的に空いている席をみつけイソイソと座る…。

会場内は黒い壁、舞台には3本のスタンドマイク。
明るくアップテンポな曲が流れ(声劇会の方の歌かな? テーマソング?)、これから没入していくダークファンタジーとのギャップがワクワクを深めていく。

さあ開演だ~!

口丸ぽま
なぜか隣の人が終始ブチ切れてて怖かったよ…

前編|ハーメルンとハナビシの物語

お話は大きくハーメルン&ハナビシパートと、その娘ツメクサパートに分かれている。

前編は無実の罪で火刑になる寸前のハナビシを純真な村人 ハーメルンが救い出す。その過程でハーメルンは悪魔と契約し、人知の及ばぬ力を手に入れハナビシを救い、結ばれた二人は子を為し平穏に暮らすはずが。。

ハーメルンは忘れていた。悪魔の力を借り大量のネズミを川へ沈めたことで、結果的に川の下流をドブの様にしてしまったことを…。下流の村出身のスコッチはハーメルンに復讐するべく、村の権力者「神父」と不倫関係を構築して結託、卑劣な罠で村人に猜疑心を植え付け、ハナビシとハーメルンを殺してしまう…。


って書くと、淡々としているけど。ハナビシは実は人間でもなくて、身体の内側に「魔女」がいる。どうやら「魔女」は悪魔的な能力はくれず、寿命が延びる…のかな? ハナビシの中におり、人格は全くの別物。ハナビシは本当は悪魔と契約したいが、何らかの理由で出来ないらしい…。

口丸ぽま
ハーメルンの一途で、まるでロミオのように真っすぐなハナビシへの思い!ビシビシと伝わってくる迫力の演技でした!

ハナビシ役の演者さんの…ちょっと和風を思わせるような儚げで知的な声質…すごく良いなあ…と、思いつめたときの演技が不謹慎ですが好きですw

谷風さんの魔女は心の中で「谷風節…!コラ…タニー!楽しそうじゃない!お酒飲みそうなわっるい魔女じゃない…!」と思ってましたw(∩´∀`)∩

村人の手のひらクルリンパー!は7人の侍でも描かれていた村社会ならではの気持ちよさがあります。

後ほど分かりますが、ハナビシを救うためにハーメルンと契約した悪魔は「愛の悪魔」。 悪魔はハナビシの中の「魔女」とも会話することが出来ます。
前半最後…魔女と悪魔(愛)が意味深な会話をします…。
ここで悪魔と魔女が「輪廻」から逃れられない的な言葉をヤレヤレって感じで話します! 
後半へ続く!

後編|ツメクサパートと輪廻への流れ

ハーメルンとハナビシの娘 ツメクサは、親の仇とも知らず神父とスコッチに育てられ、天真爛漫な少女に成長!
(お父さんのX染色体ですね)

アンディっていう彼氏も出来たし幸せ、神父様は厳しいけどいい子にしてたら優しいし、、、でも何か足りないとつぶやく。

前半パートでは二面性を見事に演じた神父。村人には聖職者・スコッチの前では欲望に忠実な一人の男。そんな彼も不倫関係だったスコッチと結ばれ、実の娘コウシンを授かることで、正しい父親としての道を歩き始めていたのだった。

口丸ぽま
実の娘を育てるうちに、ツメクサへ父性も出てきたのでしょうか。前半パートのアダルトさと打って変わって丸く穏やかになった神父。

スコッチさんも少し疲れた感じでお母さんしてます。ちょっと尖ったことを言って神父に窘められますが、そんな彼女の性質・性格が大橋さんの声質にマッチしていて、私は「キュン」とします。素敵!
(築地で前髪がほつれいていて笑顔が似合う30代が好きです)

場面変わって神父とスコッチの娘、コウシン。
なんと! 嫉妬の悪魔と契約し、アンディ(ツメクサの彼氏)に一時的な催眠をかけ、ツメクサの前でキスをする!

悪魔の存在等知らないツメクサは、愛する人の突然の裏切りに大層ショックを受ける。一人歩きながら「自分は何が欲しいのか」と自問自答するツメクサ、すると己の内側より少女魔女が顔を出し、悪魔の存在両親の死の真相を話し始める。
(お母さんのX染色体ですね)

口丸ぽま
タニーにも話したけど。

嫉妬の悪魔:北野和樹さんの演技と声音がイチオシですだ!
今回の演目は感情に振れ幅が大きい分、「怒りと狂い」が後半大部分を占めてくる。その中でかなり聞き手を立ち止まらせてくれる執事のようなトーンと演技が私にぶっささりました。(個人的に)

全ての真実を知ったツメクサ。自身の中に住む少女魔女から「悪魔と契約」し悪魔になるか、と言われるがそれを断る。既にツメクサの心は、両親の死と身近な人間の裏切りによって二度と明けない夜に沈んでいた。少女魔女の言葉に呼応して、ツメクサの狂気は闇の色を濃くしていく…。
悪魔と契約せず、一番怖い「人間」でありたいと。

ツメクサは神父と悪魔を引き合わせる。欲望の悪魔は神父の「離せ!」という欲望を聞き入れ契約。神父の体は欲望の悪魔に操られ、実の娘コウシン・アンディ・スコッチを自らの手で殺害し、あまつさえその肉を食らう

コウシンの父を思いやる一面や、体を操られてとばっちり食ったアンディ、悲痛の絶叫を残し食われていったスコッチ…。

欲望の悪魔から体を開放された神父さまもツメクサに贖罪を述べ、殺される。

ツメクサは森でその後も生き、ハーメルンと出会い子供を授かる。
その子供はハナビシと授けられ、いずれハーメルンと出会う。
こうして輪廻は回る。

口丸ぽま
最後は怒涛のツメクサの復讐劇。

狂気に目覚めたツメクサとの掛け合いはテンポ良く進み。
殺害されるキャラクターは一人一人、怨嗟や苦痛に満ち満ちた言葉を吐いて散っていくのは、まさに惨劇。

その中で、後半冒頭の明るさがチラリ垣間見えるツメクサが怖いぜ…

まとめ

主題になった「人間が怖いか」という点。各人の思い込みによって、悲劇が連鎖していく部分は役者さんの演技の相乗効果で「誰も悪くないが取り返しがつかなくなってしまった」怖さを感じる。

また悪魔についても「あくまで基準は悪魔側にある」契約の元、力を貸したり・貸さなかったりする部分が常識とはずれて怖いと感じる舞台でした!

ハナビシとハーメルンの一途な思いが重点的にかかれている前半パートは、思わず頬を赤らめてしまうような甘い言葉のやりとりがあり、そこにほっこりしつつ、後半のバットエンドが気になって仕方ない私(∩´∀`)∩

口丸ぽま
当初はハナビシとツメクサが同一人物で、魔女の何らかの効果でタイムリープし続けているのかな? と思いましたが、どうやら

ハナビシ&ハーメルン→ツメクサ&ハーメルン→ハナビシ&…

で輪廻がくるくる回っているとのことでした!

「怖さ」直線的な痛い裏切ったで理解しつつ、「輪廻」については聞きなれない単語でもあり、理解が難しく感じました!
が、タニーが優しく教えてくれたので良かったす。ありがとうタニー。
サンホラ頑張って少しでも覚えます(*´ω`)

役者さんの熱量と、人間の思い込みの怖さ、悪魔のベクトル異常の怖さを感じる舞台でしたー!

気になった点

アンケートが無かったのでこちらに…。

暗転が多い

登場人物が多いので、役者入れ替えを兼ねた暗転が90分中かなり多いと感じました!
設定が複雑なお話なので、集中力が切れるのが少しつらかったです。
(途中少し頭痛がしたので残念ですが、目を閉じて聴きに専念してました)

ドラマCDと舞台の違い

舞台では役者さんとお話できたり、表情を見ながらお芝居を楽しめる利点があるのですが、ドラマCDではそれが無く値段に対しての付加価値効果音やBGMの演出があるのかなと思ったのですが、舞台の音声そのままでした。

チケットと同じ値段であれば、噛みつく音やモノローグ等はディレイやSEの演出があった方が好きだなと思いました。

次回作

ずらりずらりと長文を書いてきましたが、声劇会主催の次回作があるそうです!
なんと今度は「バトルファンタジー」とのこと。

西遊記 X 輪廻転生「 いつでも空は青くて、夕日は橙色に沈んでいく
谷風結香さんが青空組の三蔵法師役で出演予定ですよー!!

【青空組出演者】
三蔵法師:谷風結香
孫悟空:西本彩也香
猪八戒:SHOTA
沙悟浄:笹塚真以
牛魔王:重役室長
観音菩薩:楠木玲
天道1:眞尾佑
天道2:小倉まこと
人間道:多ヶ谷舞
修羅道:小野寺拓海
畜生道:山岡江利子
餓鬼道1:夜凪刹那
餓鬼道2:陳幸翔
地獄道:夜露葉色

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